Topics!!

「指のリハビリの場合」メニューにコンテンツを追加!New!!
2012年09月18日:指のリハビリ方法
「一般的なリハビリの基礎知識」メニューにカテゴリーを追加!
2012年01月02日:治療後にリハビリが必要になる病気、怪我は?
「一般的なリハビリの基礎知識」メニューにコンテンツを追加!
2011年11月16日:リハビリテーションが受けられる全国の都道府県別病院一覧
サイトをオープン!
2011年11月 3日:リハビリの手引き〜骨折や脳卒中などのリハビリを自宅、病院でする方へ〜

指のリハビリ方法

ここでご説明することはあくまでも参考の情報としてご活用いただき、リハビリテーションをされる前には、必ず担当の医師に相談し、指示にしたがってください。

■ 指のリハビリ方法とは?

指は、人間の体の中でもっとも複雑で細かい動作をする部位です。

そして、指の中には、その内部に骨や筋肉、神経、腱、血管など多くの組織が所狭しと集約されています。

そのような、指を損傷した場合には、それらの全てがダメージを受けて、治療して修復する際には、たくさんの組織に影響が出てしまいがちです。

ですので、指のリハビリで日常の動作を取り戻すことは、他の場所と比べても比較的に難易度が高いと言えます。

また、指のリハビリと言っても、その原因によって、大きく分けて2つの異なるリハビリ方法が存在します。

1つは、骨折や切り傷などの怪我によって、指の骨や腱が損傷してしまった場合の指のリハビリです。

この場合の指のリハビリは、指の機能を取り戻すために自分でリハビリが出来るため、自律式リハビリと言います。

もう1つは、怪我ではなく脳疾患などの後遺症としての麻痺で指の機能が失われてしまった場合のリハビリです。

この場合の指のリハビリは、ただ単に指の内部の腱や神経などの組織だけではなく脳の障害も関係しており、他の人のサポートを受けながらリハビリをする必要があるため、補助式リハビリと言います。

以下で、それぞれのリハビリの方法をご紹介したいと思います。

■ 指の自律式リハビリとは?

自律式リハビリは、手術後あるいは治療後に、ギブスなどの固定がとれてから開始することになります。

以前は、2ヶ月程度固定してから、リハビリを始めるのが主流でしたが、近年は、それでは関節が硬直してしまい、リハビリの効果が得にくいため、固定は1ヶ月程度で、その後すぐにリハビリを開始するようになっているようです。

指のリハビリは必ず始める前に、関節を柔らかくするために、指を暖めてから行って下さい。

ここでは、2つの自律式リハビリの方法をご紹介します。

【リハビリ方法〜その@〜】

お風呂の中で十分に指を暖めます。

次にペットボトルなどの筒状のものを用意して、湯船の中の底に沈めます。

筒状のものは最初はできるだけ、太い物(直径10cm程度)が良いです。

そして、湯船の中で怪我をした手の指をつかって、筒状のものを握って持ち上げます。

持ち上げていって、水面の上まで可能な範囲で持ち上げます。

その際には、無理はしないで、筒状のものが水面から半分ほど出るくらいまで持ち上げる程度にして下さい。

その後、ゆっくりと筒状のものを湯船の中の底まで下ろします。

この動作5回を5セット、毎晩お風呂で行いましょう。

そして、慣れてきたら徐々により細い筒状のものに変えていって、より指を曲げて物を持つことができるようにしていくと良いです。

【リハビリ方法〜そのA〜】

怪我をした指を、怪我をしていない手のひらで軽く握ります。

まずは、怪我をしていない手のひらで、ゆっくりと怪我をした指を前後に動かします。

次に、同様にして、怪我をした指を左右に動かします。

最後に、怪我をしていない手で、怪我をした指をしっかり握って、動かないように固定した状態で、怪我をした指を曲げようと10秒間力を込めて下さい。

この動作10回を3セット、朝昼晩と行いましょう。

このリハビリで、指の稼動域を広げることと、指の関節を曲げる筋力の強化を図ります。

■ 指の補助式リハビリとは?

補助式リハビリは、脳梗塞や脳卒中、脳性麻痺などの脳疾患による障害で、指にマヒが出てしまって、自由に動かせなくなった場合に必要となります。

上述の自立式リハビリが反復運動だったのに対して、補助式リハビリはマッサージに近い内容となります。

したがって、補助式リハビリではサポートする人が必要となります。

そして、その方がリハビリを受ける人の指をマッサージするように動かしていくことになります。

ここでは、2つの補助式リハビリの方法をご紹介しますが、正直言って脳疾患による指のマヒの回復は非常に難易度が高いため、これでは十分とは言えないでしょう。

ですので、必ず専門的な知識をもった医師に相談の上、よく指示に従って行ってください。

【リハビリ方法〜そのB〜】

サポートする方が、マヒのある手の指の付け根を、両手の親指と人差し指でよく揉みほぐします。

徐々に、揉みほぐす位置を、付け根から指先に移動させていきます。

指が少し温かくなり、血色もよくなるまで、この付け根から指先までの揉みほぐしを続けます。

十分に温まったら、次に、サポートする方が、マヒした指のある手を、両手の手のひらで包んで、マヒした指の手のひらがジャンケンのグーになるように、ゆっくりと曲げてあげます。

グーの状態のまま、30秒キープして、その後、ゆっくりと伸ばしてあげます。

このグーにして伸ばす動作5回を3セット、朝昼晩行いましょう。

このリハビリでは、動かない指をサポートする人に動かしてもらうことで、固まった指関節の稼動域を広げることができます。

【リハビリ方法〜そのC〜】

サポートする方が、片方の手で、マヒしている指の曲げ伸ばしをゆっくりします。

そして、もう片方の手で、最初に、マヒしている指のある腕の手首を握ります。

次に、続けて、マヒしている指のある腕の肘の辺りを握ります。

最後に、マヒしている指のある腕の脇の下を握ります。

この手首、肘、脇の下を握る動作をしている間も、同時に片方の手では、マヒしている指の曲げ伸ばしをしています。

この動作の繰り返しを30分間を、朝晩毎日行いましょう。

この方法は、脳疾患によるマヒの回復を促す新たな方法として、注目を浴びている川平法というリハビリ方法です。

指を動かす動作をしている時に、脳から指を動かす指示が伝わる腕の中にある神経も同時に刺激することで、指を動かす動作を体に思い出させることができるといったリハビリ方法のようです。

このリハビリ方法は、NHKの特集番組でも紹介されて、川平医師が生み出した方法として、現在かなり話題となっています。

詳しく知りたい方は、本とDVDが出版されているようですので、そちらを見てみることをおすすめします。

用語の説明

上記の説明で使った専門的な用語を簡単に説明します。

ギブス
骨折をした時、手術後に患部が動かないように固定するための医療器具。